2021年07月15日
この度、株式会社今治.夢スポーツが運営する「しまなみ野外学校」では、5周年特別企画として、『海遍路/山遍路:瀬戸内アドベンチャー320キロ』の旅を実施します。
2021年8月5日~8月25日にかけての21日間をかけて、里を歩き山を越え、海を越え島を巡る、総踏破距離320キロの旅です。
四国を愛媛県今治市(しまなみアースランド)から香川県三豊市へ抜ける遍路道を160キロ歩く山遍路と、無人島に宿泊しながらシーカヤックで瀬戸内海を160キロ漕ぎながら渡る海遍路に全国から集まった7人の冒険者(https://note.com/shimanami/n/n247b2f6cb716)が挑みます。
何が起こるかわからない旅の様子を、SNSで毎日配信いたします!
冒険者たちの様子を毎日動画配信いたします。是非、覗いてみて冒険者たちの息遣いを感じてください。また、この旅では、「応援し、応援される」をコンセプトのひとつとしており、旅へ共感し応援してくださる皆さまに冒険者たちの歩みを支えていただくとともに、迷い悩みながらも歩み続ける冒険者たちの姿から、皆さまにもう一歩進む勇気やきっかけを感じてもらえればと思います。このコンセプトを実現するため、リアルとデジタルの融合についても進めており、何が起こるかわからないドキドキ・ワクワクを、SNSを通じてみなまさにお届けしたいと考えています。
《毎日の動画配信および実況について》
主に朝の出発前の目標設定、昼の中間地点での振り返り、夜のその日の歩みの振り返りの様子を動画で発信します。登頂のシーン、雄大な海をシーカヤックで進むシーン、困難にぶち当たり意見が割れるシーンなど、印象的な場面も可能な限りお届けしていきます。
しまなみ野外学校Facebook:https://www.facebook.com/shimanamiyagai
しまなみ野外学校Twitter :https://twitter.com/umiyamahenro320
《イベント:zoomで冒険者とつながる全4回》
イベント募集のお知らせは後日リリースいたします。
配信日時:
・8/10(火)19:15〜20:00
・8/15(日)19:15〜20:00
・8/19(木)19:15〜20:00
・8/22(日)19:15〜20:00
《旅の報告会について》
日 時:8月25日(水)10時より
場 所:しまなみアースランド学習棟
【旅の詳細について】
主 催:株式会社今治.夢スポーツ
協 賛:株式会社アーバンリサーチ・株式会社スノーピーク・株式会社ネットプロテクションズ
※各パートナー様のご紹介については、こちらご参照ください!!
https://note.com/shimanami/n/n0d64d54e805b
後 援:今治市・今治市教育委員会
行 程:天候や状況により実際の距離は変わります。
《山遍路》しまなみアースランド(愛媛県)→三豊市詫間町(香川県)
160キロ以上
《海遍路》三豊市詫間町(香川県)→今治市桜井海岸(愛媛県今治市)
160キロ以上
《どんな旅?》
【移動手段は人力 自分の腕で漕ぐ・足で歩く 320キロへの挑戦】
決まったスケジュールを"なぞる"旅ではありません。
どの道を選ぶのか、進むのか、戻るのか、停滞するのか、仲間と話し合い、1日の道のりを考えます。この旅は、自分たちで作り上げて行く旅なのです。炎天下の日もあれば雨の日もあるでしょう。自然の変化に適応して動く日もあれば、疲れて歩みが止まる事もあるかも知れません。共に考え、悩み、励ましあいながら、仲間と共にあゆむ21日間の旅です。
【祈りの道であった四国のお遍路】
1日、15キロ程度から25キロ程度の道のりを歩きます。しまなみアースランドをスタートとし、霊場57番栄福寺から伊予国最大の難所の60番の横峰寺を抜け、65番三角寺を通り、八十八箇所中で最も標高が高い66番の雲辺寺、そして69番観音寺の12箇所の霊場を通り、海遍路のスタート地点でもある荘内半島の浜辺までの160キロの道のりを山遍路と呼んでいます。
【海が交通の主要な移動の場だった瀬戸内海】
シーカヤックに全ての荷物を積み、山遍路の到着地、香川県荘内半島より本州広島県の鞆の浦を目指し、島々を渡り全てのスタート地点でもある四国今治市のしまなみアースランドまでの160キロを漕ぎ抜けるルートを、海遍路と呼んでいます。
コロナウイルス、災害、気象変動などの影響で、今私たちの暮らしが大きく変わろうとしています。変わりゆく時代の中で、どこを目指し、何を信じて、生きて行けばいいのでしょうか。自然と向き合い、人々と出会い、仲間たちとともに暮らしをつくる。
そんな経験から自分の世界は広がって行くんだと思います。
人は応援される事で勇気をもらい、応援する事で元気をもらう
この旅は参加者、7名だけの旅ではありません。一歩踏み出す時には勇気が必要ですし、辛い時に支えてくれる誰かが応援してもらえる事は嬉しいものです。応援されることで沸いてくる勇気もあるのだけれど、応援することで元気になる事もあるわけで。この旅の物語は、旅に出れた子供たちと社会とを、ライブ配信やアーカイブ配信を使って"勇気と元気"の交換をしていければと考えています。※なお配信のかたちは、追って当サイトにてお知らせいたします。
【旅への想い】
日本は台風や地震と言った災害が多く頻発し、自然災害から逃げる事が出来ない国です。この国で人が生きていく上で、自然にどう適応し暮らしていくかを考える事は、とても大切だと考えます。
豊かさや便利さを追求するあまり、人はいつの間にか自然環境と距離を置いてしまい、自らが自然の一部である事、そして地球の一部である事を忘れてしまったかのように映る時があります。ネイティブアメリカンでは『地球は子孫から借りているもの』と言う言葉が今でも受け伝えられています。地球は、ご先祖様から受け継いだものではなく、未来に生きる子供たちから借りているものなのです。
今私たちが、未来に生きる子供たちへ受け渡しが出来る事は、地球本来の姿や、自然の中に、引きつがれてきた自然と共に生きる知恵や文化を分かち合い体感する事で、未来の社会をどうやって共に築きあげる事が出来るか、自分はどうやって生きていきたいかを、自然の中で寝食を共にする中で、語り合い続けたいと思います。
自然環境に身を置くことにより、人が自然にどのように適応するかを学ぶことは生きる力になります。子どもたち一人一人が持っている可能性、潜在的な能力や個性を、他者を通じて"自分を知る"チャンスに繋がります。共に悩み、考え、様々な経験を積む機会が、あらゆる境遇の若い世代にとって平等に必要だと感じています。この旅が、7人の冒険者たちを通して皆さまにとってもそういう機会になることを願っています。