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代表挨拶
岡田 武史 代表挨拶
昨年いよいよJリーグの舞台と思っていたら、このコロナ禍で開幕の延期、入場制限などとなり、クラブとしても感染予防やリモートワークと初めての経験の連続でした。
そんな中トップチームは残念ながらJ2昇格はかないませんでしたが、Jリーグの舞台でも十分戦えることを証明してくれました。
また、トップチームだけではなく育成、レディース、グローバル、教育事業、バックスタッフそれぞれが主体的に考え想定外のことに対応してくれ、何とか大きな問題もなく1年を終えることができました。それと共に黒字の決算という結果も出してくれました。
これはひとえに自社が厳しい状況の中でも支援し続けてくださったパートナー企業の皆さまや、感染リスクがある中でも応援し続けてくださったファン・サポーターの方々をはじめとする全てのステークスホルダーの人達のおかげだと思っています。
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、そう簡単には収まりそうにないコロナ禍の中ですが、今年こそ昨年の経験を生かして必ずやJ2昇格を勝ち取りたいと思っています。
また、よく言われるように何が起こるか分からない時代です。
それぞれのグループがコミュニケーションを取り力を合わせ一丸となってしなやかに対応していきたいと思っています。
それと共に今年の重大案件として「里山スタジアム」の着工があります。基本設計もほぼ完成して、いよいよ実施設計、資金調達、そして11月着工という段取りになっています。
ここは単にサッカーの試合を年間2~30試合やるスタジアムではなく、地域の人の心の拠り所として365日人が集う場所になります。スタジアムの周りの土地を含め、農業、工房、障がい者施設などを配置して、人間性を取り戻せる「バリヒーリングビレッジ」となります。
このスタジアムを中心として、町全体が活気にあふれ人々が生き生きと幸せそうに生きていたら、そこに人が集まり地域が活性化していく好循環になります。
今回のコロナ禍で皆さん世の中が不要不急の物で回っていると気づき始めたのではないでしょうか?
不要不急の物の代わりに、散歩をしたりスポーツしたり音楽を聴いたりし始めた方がたくさんおられるように思います。これは我々の企業理念である「次世代のため物の豊かさより、心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」の意味する数字で表せる物の豊かさから、数字では表せない心の豊かさを大切にする動きなのではないでしょうか?
スポーツや文化は生きるか死ぬかの時には必要ないものです。でも少しでもゆとりができたときに生きていくためになくてはならない生命維持装置です。
我々は自分たちの価値と使命をしっかり認識して、ミッションステートメントにある「社員に始まり、より多くの人達に夢と勇気と希望、そして感動と笑顔をもたらし続けます」を実現していきます。
2021年3月1日
株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長
岡田 武史