2019年01月16日
トップチームSD高司 裕也氏が、退任することになりましたのでお知らせいたします。
コメント
2月をもちましてFC今治を退団することに決めました。
振り返れば4年前。今治の街の人から愛され、応援されるクラブを作ることに貢献したい。そんな想いを持って今治の街へやってきました。
岡田オーナーの「想い」へ共感する方々との出会いから人が集い、その想いで繋がった仲間と共にクラブを作ってきました。 人との繋がりを通して、FC今治というサッカークラブが、少しずつ街に根付いてきていることを嬉しく感じ、その喜びを生きがいとして過ごした4年間でした。
満員で埋め尽くされた夢スタで、青いユニホームで染まったスタンドから、熱いサポーターの歓声が上がり、タオルがグルグル回される時、私の心はブルブル震えます。
たくさんの声援を体に受けて、苦しい試合を選手たちが勝ち抜いた時、
私の顔にはニッコリ満面の笑顔が浮かびます。
私たちの目標に向かって全力で戦い、その目標が達成できなかった時、
私の目からは悔しさの涙が流れます。
チームとしてやるべきことができなかった時、チームにまとまりがない時、
自分自身や仲間にも腹が立ち、怒りの気持ちが湧きおこります。
クラブのことを想う同じ仲間に出会った時、
FC今治という心の置き所が自分のすぐ横にあることに
クラブの絆を強く感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
長いサッカークラブの歴史を作る中で、時代は変わり、監督は変わり、選手もまた変わっていきます。その中においても変わらぬ「想い」。そのクラブのフィロソフィーがこのクラブにはあり、みなさんの心にも既に宿っていると信じてやみません。
クラブを愛する方々と一緒に、大きな夢のある仕事に携わることができたことは、私の人生において大きな財産です。4年前には知る由もなければ、縁もゆかりもなかったこの土地が、今は自分の大好きな故郷となりました。
ご縁があって出会えた皆様と、素晴らしい時間を過ごすことができたこと、本当に嬉しく思い、感謝の気持ちでいっぱいです。そんな街や皆様とお別れをすることは寂しくもありますが、またどこかでお会いできる日を楽しみに、自分自身しっかりと生きていきたいと思います。
2019シーズン、昨年達成できなかったJ3昇格という私たちの目標を、クラブを愛する人々全員の力で達成することを心の底から応援しております。
FC今治がこの街に永続するクラブとなるように、これからもクラブを応援しております。4年間本当にありがとうございました。