【パートナーとの取り組み】デロイト トーマツ グループ×FC今治 社会的価値を可視化する取り組みSROI

協働社名

デロイト トーマツ グループ

実施内容

株式会社今治． 夢スポーツはFC今治のソーシャルインパクトパートナーであるデロイト トーマツ グループとともにSROI（Social Return On Investment：社会的投資収益率）という指標を用いて事業活動が生み出す社会的価値を可視化、定量化する取り組みを実施しました。
昨年度の分析に加え、アンケート調査やSNSデータの分析を採用することで、より広い範囲における社会的価値の可視化が可能となりました。
今後の展望として、間接的、波及的な効果についての検討や、分析対象とする活動の拡大、発展途上の事業の成長によって、潜在的・顕在的価値をさらに見出すことができると思っております。

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昨年の取り組みについて
昨年の取り組み①
昨年の取り組み②

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

スポーツビジネスシニアヴァイスプレジデント　里崎慎コメント

前回の取り組みでは、まずは足もとにある材料を使って社会的なインパクトを「可視化」してみることが第一の目的でしたが、今回はその結果を土台に、前回可視化できなかった領域を可視化するためのチャレンジを実施しました。
その結果、「可視化」に必要なデータ等を戦略的に集めることで、生み出されている社会的価値を可視化できる領域が確実に増えることが確認できました。
また同時に、前回ロジックモデルを整理したことで、クラブ内におけるスタッフの皆さんの意識や行動様式にも良い変化が生まれてきたことを、本プロジェクトに関するディスカッション等を通じて我われも感じることができたのが大きな成果だと感じています。
一方で、SROIを活用することで可視化された社会的なインパクトを、今後どう活用していくのかについてはしっかりと検討していく必要があることも痛感しています。
単なる「可視化」ではなくサスティナブルに本物の価値を生み出すエコシステムをどう構築するか、に繋げていくチャレンジを引き続き継続していきたいと思っています。

株式会社今治．夢スポーツ 代表取締役社長　矢野将文コメント

当社事業のもたらす社会的インパクトを可視化し分析していただいておりますことに、心より感謝申し上げます。SROI分析を継続するだけでなく改良を重ねていただき、様々な気づきを得ております。
SNSにおける当クラブの投稿と投稿に対するリプライや引用リツイートについて、ロジックを整理して分類していただいたことにより、チームの様子や選手の取り組みを発信する機会が、コロナ禍でファン・サポーターとの接点に制約もあった中では、有効な働きかけであったことを、定量的に把握することができました。
また、アンケートを利用して長期のアウトカムも測定対象としたことによりSROIが上昇したことは、多様なステークホルダーさまと数多くの現場で密接に関わる当方にとりまして、強い納得感がございます。
2023年1月末に竣工した今治里山スタジアムでは、「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」という企業理念を体現してまいります。無形の価値を見える化するという新しい挑戦を共に継続させてください。